
天理大学は「やばい」との噂を聞いたあなたは、天理大学の偏差値や倍率、レベルの低さなどに不安を感じているかもしれません。ネット上では「Fラン」や「宗教の大学」「信者しかいないのでは?」といった噂も多く、入学を検討している人にとっては気になる情報ばかりです。
しかし、実際の天理大学には柔道やラクビー部といった全国レベルの強豪チームがあり、スポーツ推薦による進学や学費免除制度も整っています。また、就職や就職先の選択肢も幅広く、教育・公務員・医療など安定した進路を目指せる環境が整っています。
この記事では、天理大学の学費 4年間の総額やキャンパスの特徴、天理教との関係性、「頭いい」学生の実態、有名人の卒業生など、多面的に「やばい」と言われる理由を検証します。
事実を知ったうえで、自分に合った進路を判断していきましょう!
結論!やばい評価の真相
評価・噂の内容 | 内容の概要 | 真相・補足情報 |
---|---|---|
柔道部が“やばい” | オリンピック金メダリストを多数輩出している伝説的強豪 | 大野将平、野村忠宏、篠原信一などを輩出。日本トップクラスの実力。 |
宗教的で“やばい” | 天理教を母体にした大学で、天理市自体が宗教都市 | 設立母体は天理教だが、信者以外の学生も多く、勧誘や宗教行事の強制はほとんどない。 |
キャンパス周辺の景観が“やばい” | 宗教建築が立ち並び、他の都市と比べて異様な雰囲気 | 天理教の施設が集まり独特な雰囲気があるが、安全で整備された街。観光地としても知られる。 |
偏差値が低くて“やばい” | 偏差値は35~53程度でFランとされることも | 一般的には中~下位レベルの大学だが、体育・宗教学など専門分野に強みがある。 |
スポーツ推薦が“やばい” | スポーツ推薦での入学者が多く、競技実績が全国レベル | 柔道・ラグビーなどで全国優勝実績あり。特待や奨学金制度も存在。 |
定員割れしていて“やばい” | 「定員割れしてるのでは?」という噂がある | 実際には倍率1.1~1.7程度で定員割れはしていない(2024年データ) |
就職が“やばい” | 「宗教系だから就職に不利?」という不安 | 教師・公務員・福祉・医療など安定職への就職が多く、就職率は約95%と高水準。 |
頭が“良くない”学生が多そう | 偏差値の低さから学力に不安があるという声 | 一般的な偏差値はやや低めだが、学部や個人の意欲によって専門性を高める環境もある。 |
天理教の勧誘が“やばい” | 宗教勧誘を心配する声 | 大学や教職員からの勧誘は一切なし。未信者が多数派。信仰は自由。 |
天理大学がやばいと話題の理由を解説

- 天理大学の概要
- 偏差値・レベルは本当にやばいのか?
- 倍率や定員割れの実態はどうなのか
- Fラン大学と呼ばれる理由とは
- 「頭いい」学生はいるのか?
- 天理大学のキャンパスがやばいと言われる理由
- 宗教と天理教の影響はどれくらい?
- 信者でなくても入学できるのか?
天理大学の概要
天理大学は、1949年に奈良県天理市で設立された私立大学です。宗教団体・天理教を母体としながらも、一般学生にも広く門戸を開いています。
学部は「人間学部」「文学部」「国際学部」「体育学部」「医療学部」の5つ。スポーツや宗教学、国際文化に強みがあり、とくに柔道やラグビーなどのスポーツ分野で高い実績を誇ります。
キャンパスは宗教施設が多い独特な景観に囲まれていますが、教育環境としては他の大学と大きな違いはありません。宗教色があるとはいえ、信仰の強制や勧誘がないため、一般の学生も安心して学ぶことができます。
また、2024年11月には奈良県教育委員会と、教員や地域クラブ活動の指導員人材の育成などの連携協定を結びました。
全体として、特定の分野に特色を持ちつつ、多様な学生が集う中規模の総合大学です。
偏差値・レベルは本当にやばいのか?
結論から言えば、天理大学の偏差値は全国平均と比べると低めであり、大学のレベルも一般的には「高い」とは言えません。
その理由は、複数の学部の偏差値が35〜42.5程度に集中しているからです。これは、全国的な大学の偏差値ランキングで見ると下位グループにあたります。また、入試の難易度も高くないため、学力基準は比較的緩やかです。
例えば、文学部や人間学部では偏差値35〜40の学科が多く、体育学部や国際学部でも40〜45程度が中心となっています。偏差値50を超える学科は現時点では確認されていません。
ただし、学力レベルが高くないからといって、すべての学生の学びが浅いわけではありません。スポーツや宗教学といった専門分野では、他大学にない個性や強みを持っているため、偏差値だけで大学の価値を判断するのは適切とは言えないでしょう。
倍率や定員割れの実態はどうなのか
天理大学の入試倍率は、いずれの学部も比較的低めですが、定員割れはしていません。
その背景には、地域に根ざした教育やスポーツ分野での知名度が影響していると考えられます。実際の倍率は学部により異なりますが、おおむね1.1~1.7倍程度とされています。これは、極端に人気が集中する大学と比べれば穏やかな数値です。
実際の学部別倍率(参考データ)
学部 | 倍率(概算) |
---|---|
国際学部 | 約1.4倍 |
体育学部 | 約1.7倍 |
医療学部 | 約1.1倍 |
人間学部 | 約1.5倍 |
文学部 | 約1.3倍 |
このように見ると、すべての学部で倍率が1倍を超えており、一定の受験者数が確保されています。つまり「簡単に入れる」「誰でも受かる」といった印象は正確ではありません。
ただし、競争率が低いことは事実であり、志望する学生にとっては入りやすい大学であるとも言えるでしょう。
Fラン大学と呼ばれる理由とは
天理大学が「Fラン大学」と呼ばれることがあるのは、主に偏差値の低さと知名度の広がりの弱さが関係しています。
まず、Fラン大学という言葉自体には明確な定義がありませんが、一般的には「偏差値が40以下」「入試がほとんど形だけ」「知名度が低い」といった条件がそろうと、そのように扱われやすくなります。
天理大学の場合、以下のような特徴がFランと呼ばれる根拠になることがあります。
- 偏差値が35〜42.5前後と全国平均より低い
- 一部の入試方式で競争が緩やか
- 地方私大で全国的な知名度が限定的
一方で、天理大学はスポーツ、特に柔道・ラグビーでの全国的な実績があり、特定の分野では他大学にない存在感を発揮しています。また、天理教という宗教団体との関係もあり、専門性の高い学びができる環境も整っています。
つまり、一般的な学力評価だけでFランと断定するのは短絡的です。受験者は自分が何を学びたいか、どんな分野に強みがあるかを見極めて判断することが大切です。
「頭いい」学生はいるのか?
天理大学にも「頭がいい」とされる学生は一定数いますが、その評価は分野によって大きく異なります。
なぜなら、大学全体の偏差値が低いことと、個々の学生の能力は必ずしも一致しないからです。特に柔道やラグビーのような競技スポーツにおいては、戦術的思考や自己管理能力に優れた学生が多く在籍していることが知られています。
例えば、オリンピック金メダリストの大野将平選手や、3連覇を達成した野村忠宏選手など、スポーツ分野での高い集中力・判断力を持つ学生が卒業生に名を連ねています。これも一つの「頭の良さ」と言えるでしょう。
また、宗教学や国際学に関心を持ち、独自の視点で学びを深めている学生も存在します。学問やスキルにおいて「自分の得意」を持ち、真剣に学ぶ姿勢は偏差値だけでは測れない価値です。
一方で、学業全体の水準としては高いとは言えないのも事実です。そうした中でも、自らの分野で成果を出す学生は確かに存在しており、環境を活かせるかどうかが重要になります。
天理大学のキャンパスがやばいと言われる理由
結論から言うと、天理大学のキャンパスが「やばい」と言われる理由は、その立地と周囲の宗教的な景観にあります。
なぜなら、大学が位置する奈良県天理市は、日本でも珍しい「宗教都市」として知られているからです。天理市には、天理教の本部をはじめとする大規模な宗教施設が集中しています。大学の周辺には「おやさとやかた」と呼ばれる独特な建築群が立ち並び、他の大学では見られない街並みが広がっています。
キャンパス周辺の特徴
- 大学から徒歩圏に天理教の教会本部がある
- 全国から信者が集まる宗教行事が毎月行われている
- 天理市中心部の建物は一体感のある宗教建築が多い
このような特異な景観は、初めて訪れた人にとってインパクトが大きく、「異世界みたい」「まるでテーマパークのよう」と感じる人もいるほどです。
一方で、宗教施設が多いからといって、学生生活に支障が出るわけではありません。学内には一般的な大学と同じように図書館、グラウンド、学食、講義棟などが整っており、宗教施設に無理に関わる必要はありません。
つまり、天理大学のキャンパスが「やばい」と言われるのは、その宗教的な環境のユニークさによるものであり、学習や生活に不便があるという意味ではありません。
宗教と天理教の影響はどれくらい?
結論として、天理大学は天理教を母体とする大学ですが、宗教の影響は学問や学生生活に大きく干渉していないと言えます。
この大学の設立背景には、天理教の教義「陽気ぐらし」に基づいた人間教育の理念があります。そのため、建学の精神や一部の教育課程に天理教の思想が含まれていることは事実です。
しかし、実際にはほとんどの学部・学科で宗教色は薄く、一般的な私立大学と変わらない教育内容となっています。天理教に関する専門的な講義や課程は「宗教学科」や「天理教学専攻」など、限られた学科に集中しています。
宗教の影響が見られる点
- 入学式などで短時間の宗教的儀式(例:「おつとめ」)がある
- 宗教学科では天理教の教義を学ぶ機会がある
- 学内に天理教関連のシンボルがある
とはいえ、それ以外の多くの学部では、宗教とは無関係な内容を学ぶことができます。例えば、国際学部では外国語や国際関係、体育学部ではスポーツ科学やトレーニング理論などが中心です。
このように、宗教と天理教は大学の背景にあるものの、日常の授業や学生生活に強く影響するわけではありません。
信者でなくても入学できるのか?
天理大学は天理教と関わりのある大学ですが、結論から言えば、天理教の信者でなくても問題なく入学できます。
むしろ、現在では信者でない学生の方が多数を占めており、入試制度も一般の私立大学と同様に学力や面接によって評価されます。特別に宗教的な資格や活動履歴が求められることはありません。
一方で、「宗教大学だから信者しかいないのでは?」「信者じゃないと肩身が狭いのでは?」といった不安を持つ人もいます。しかし、実際には多様な宗教観を持つ学生や、無宗教の学生も多く、宗教的な違いによって差別されるような雰囲気はありません。
非信者の学生が不安になりがちな点と実際
不安な点 | 実際の状況 |
---|---|
信者でないと入学できないのでは? | 一般入試で誰でも受験可能 |
入学後に勧誘されるのでは? | 大学側からの勧誘は一切なし |
宗教行事に参加しないといけないのか? | 基本的に自由参加。参加を強制されることはない |
このように、信者であることが入学の前提条件になることはありません。また、入学後も宗教活動に参加するかどうかは完全に自由です。
そのため、宗教への関与に不安を持っている人でも、安心して進学できる環境が整っています。
天理大学 やばいと言われない魅力も紹介

- 学費は4年間でどれくらいかかる?
- スポーツ推薦と学費免除の仕組み
- 柔道・ラクビー部の実績がすごい
- 天理大学出身の有名人と就職先一覧
- 天理大学のやばい評価と真相まとめ
学費は4年間でどれくらいかかる?
天理大学の学費は、学部によって異なりますが、4年間で約370万円〜400万円程度が目安になります。
その理由は、初年度に必要な入学金や施設費のほか、2年目以降の授業料が積み重なるためです。また、学部ごとに年間の学費設定が異なっており、特に体育学部は他学部よりも若干高めに設定されています。
学部ごとの学費(概算)
学部 | 初年度学費 | 2〜4年次(年額) | 4年間合計(目安) |
---|---|---|---|
人間学部 | 約88万円 | 約93万円 | 約367万円 |
文学部 | 約88万円 | 約93万円 | 約367万円 |
国際学部 | 約88万円 | 約93万円 | 約367万円 |
体育学部 | 約95万円 | 約100万円 | 約395万円 |
この金額には、授業料だけでなく教育充実費や施設費なども含まれています。ただし、寮費・食費・教材費などの生活関連費用は別途必要です。
学費の面では平均的な私立大学と同程度ですが、特待制度や奨学金制度もあるため、負担を軽減できる可能性があります。
スポーツ推薦と学費免除の仕組み
天理大学では、スポーツに特化した入試制度として「スポーツ推薦」や「天理アスリート選抜」「トップスポーツ選抜」などが用意されています。
これらの制度を利用することで、学費の一部または全額が免除される可能性があります。特に全国大会レベルの実績がある学生は、特待生として高く評価されやすい傾向にあります。
主なポイント
- 全国・ブロック大会での実績が選考基準
- 面接や競技経歴書による総合評価
- 選抜結果により学費免除(全額または一部)
例えば、柔道やラグビーといった強豪競技では、特に優秀な選手が入学しており、競技力と成績によっては大幅な学費減額も可能です。
一方で、競技成績が基準に満たない場合や入学後に成績が伸び悩むと、免除の対象外になることもあります。そのため、学業とスポーツの両立が求められる点には注意が必要です。
柔道・ラクビー部の実績がすごい
天理大学が全国的に知られる理由の一つが、柔道部とラグビー部の圧倒的な実績にあります。
特に柔道部は、日本の大学柔道界でもトップクラスの強豪として名を馳せており、数多くのオリンピックメダリストを輩出しています。野村忠宏選手(五輪3連覇)や大野将平選手(五輪2連覇)は、その代表格です。
ラグビー部も全国大学選手権で優勝経験があり、2021年には36年ぶりに日本一に輝くという快挙を成し遂げました。
主な実績
- 柔道部:オリンピック金メダリスト複数輩出
- ラグビー部:全国大学選手権で優勝経験あり
- 卒業後に実業団やプロで活躍する選手も多い
これらの部活動は、全国から有望な選手が集まる環境にあり、指導体制や施設面でも非常に充実しています。
スポーツを通じて実力を伸ばしたい学生にとっては、大きなチャンスが広がっていると言えるでしょう。
天理大学出身の有名人と就職先一覧
天理大学の出身者には、スポーツ界を中心に多数の有名人がいます。また、就職先も比較的安定しており、教員や公務員、医療・福祉系など幅広い分野で活躍しています。
主な出身有名人
- 野村忠宏(柔道・五輪金メダリスト)
- 大野将平(柔道・五輪金メダリスト)
- 立川直道(ラグビー)
- 木津悠輔(ラグビー)
- 柴田あかね(ホッケー)
これらの人物は、天理大学での経験を経て世界で活躍しており、同大学のスポーツ教育の質の高さを証明しています。
一方で、就職に関しても高い実績を誇っており、就職率は95%以上。特に以下のような業種が多く見られます。
主な就職先の傾向(例)
業種 | 特徴 |
---|---|
教育・教員 | 体育・福祉系学部から多数輩出 |
公務員 | 地方自治体や警察など |
医療・福祉 | 臨床・社会福祉士など専門職 |
宗教関連 | 天理教関係施設など |
流通・製造業 | 一般企業へも安定した就職実績 |
このように、スポーツだけでなく、将来の就職まで幅広くサポートされる体制が整っており、安心して進学を検討できる大学と言えるでしょう。
天理大学のやばい評価と真相まとめ

天理大学が「やばい」と言われる理由は、大きく分けて3つあります。
1つ目は「偏差値が低いこと」、2つ目は「宗教的な背景とキャンパスの独特な雰囲気」、3つ目は「スポーツ強豪校としての極端なイメージ」です。
たしかに、偏差値だけを見れば全国平均より下に位置していますし、キャンパス周辺は宗教都市ならではの雰囲気があります。ただし、それだけで「やばい」と決めつけるのは早計です。
実際には、勧誘や宗教の強制はなく、教育内容も一般的な大学と大きく変わりません。さらに、柔道・ラグビーをはじめとする全国トップレベルのスポーツ実績や、安定した就職率、学費支援制度など、魅力も多くあります。
言ってしまえば、「やばい」とされる要素は、誤解や先入観による部分も少なくありません。
天理大学は、特定の分野に明確な強みを持ち、個性を活かした進路を目指せる大学です。
選ぶかどうかは、自分の目標や価値観に合っているかを基準に考えるのがよいでしょう。
箇条書きでもまとめました。
- 天理大学の偏差値は35〜42.5程度で全国的に低水準
- 入試倍率は1.1〜1.7倍と低めだが定員割れはしていない
- 「Fラン」と呼ばれることがあるが分野によって強みもある
- 柔道やラグビーなどスポーツ分野で全国的な実績がある
- 宗教都市・天理市に位置し、独特なキャンパス景観が特徴
- 宗教的な強制や勧誘はなく、信者以外でも安心して通える
- 学費は学部によって異なるが4年間で約370万〜400万円程度
- スポーツ推薦により学費免除のチャンスがある
- 出身有名人にはオリンピック金メダリストが多数含まれる
- 就職率は95%以上で、教育・公務員・福祉分野に強みがある
- 天理教の影響は一部学科に限定されており、全体には薄い
- 偏差値だけでなく専門性や実績を見て評価すべき大学